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2014年12月27日 (土)

 wood job

Photo_2 この地に移り住んで、来春で23年。
庭の東側にあるクヌギの木は、越して2年目くらいにアースデイで小さな苗をかって植えたものだから、たぶん20数歳。

だいぶ大きく育ってというか、育ちすぎて、強い風の日などはごうごう大きく揺れながら、うなりごえをあげていた。

ちょうど向かいの雑木林に、森林組合のおじさんが里山保全のために時々はいって伐採作業をしているので、まあさんが相談してみた。
「そうだねえ、ここまで伸びたらすこし伐ったほうがいいなあ、なんならワシが伐ってやろうか」という話になり、たまたまお天気のいい日だったこともあって、その日のうちに、その場で、クヌギの木を伐ることとあいなり。

この方、お年は70歳越えておられるだろうか。木を伐る仕事はもう50年以上してきて、その4分の3は、山の中で高い木の上に登っていたという。

「高い木の上は、ず〜っとはるか遠くまで見通せて、そりゃあきもちがいいぞ。地上だとどうにもおちつかん、木の上がやっぱり最高だなあ」

といいながら、わが家の脚立をのばして、身軽にするするする、あっというまにクヌギの木の高い枝の先までのぼり、その枝に繩をかけておりてくる。
まあさんがその繩の先を、雑木林の杉の幹にまわして、結んで、待っている。

おじさんは、クヌギの木と話しながら、一階の小屋根のすこし上あたりでクヌギを伐ることに決め、めぼしをつけて、チェーンソーで、ぐいぃ〜ん、ぐいぃ〜ん、と刃をいれていく。

チェーンソーで、右からと左からと、刃を入れる。その角度も深さもきっと微妙に計算しておられるんだろう。
途中まで伐ったところでやめて、その少し上に横の切り込みをいれ、「よ〜し、ひいていいぞ〜〜」と下の杉林にいるまあさんに合図する。

一人のちからじゃ足りないらしい。おじさんもまた杉の木のところまでいって、男二人で繩をひっぱる、ひっぱる。クヌギと男たちの綱引き。

みりみりみり、、、音がしたと思ったら、すぐに、ぱきっとさらに大きな音がして、堂々たる木がみごとに、めざした方向に落ちて行く。

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年の暮れ、思いがけなく目の前で、すばらしいwood jobを見せてもらうことができました。

20年もののクヌギは、とてもよい薪になるので、再来年はわが家のストーブで燃えていることでしょう。伐った所からは、また新芽が伸びていくでしょう。

しろうとではとても刃がたたなかったクヌギの伐採。
まあさんはそのお返しに、チェーンソーもって雑木林にはいり、森林おじさんの伐採作業を、ほんのすこしお手伝いしています。

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