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2015年2月 2日 (月)

わたしたちが慎重にならなければいけない理由

Cailztsb 朝一番に知った、後藤さんの、あまりに悲しい知らせ。胸がつぶれそうになる。
ご本人にとっても、おつれあいさんにとっても、お母さんにも、お兄さんにとっても、なんと残酷な結果だろう、、、。

首相は、今回のことをもって、集団的自衛権関連の法案作りをどんどんすすめていくだろう。海外での邦人救出のために、自衛隊をどこへでも出せるような法の準備を。
12月の選挙で、集団的自衛権の行使に関してはすでに信を問い、その信任も得てるのだし、と。

この先、わたしは十二分に、慎重でなければならないと思う。
悲しみと憤りの感情まっただ中の時、誰かが 、こうだ、と決めた一方向に、どどーっとなだれ込むわたしであってはならないと思う。

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9・11後の、テロとの戦争、という言葉。
アメリカが一つになってしまったかのような、あの時の空気。
その後に嘘からはじまったイラク戦争は、かたちを変えて、まだちっとも終わっていない。

アメリカの大統領がテレビから国民にといかけたのを憶えてる。
正確じゃないかもしれないけど、たしかこんな言葉だった。
Are you with us? or with the ax of evil?
あなたは私側につくのか?それとも悪の枢軸側につくのか?さあ、どっちだ。

私たちの国の首相も似たようなこと、いいだしそうだ。

テロに屈しない、テロを許さない。 テロと闘うために〜〜。
その方法は、自衛隊を外国にだして、有志連合と一緒に闘うってこと?

9・11で亡くなった方のご遺族が、彼の死を報復の理由にしないでほしい、彼はそれを望んでいない、というようなことを言ってらしたのを思いだす。

後藤さんの死を口実に、日本が有志連合と一体になってテロとの戦争につきすすんでいくとしたら、それはもっと残酷なことだと思う、後藤さんの生き方や願いに対して。

もっと残酷なことは、
首相は2人の拘束を知りつつ、また、こんな事態を引き起こす可能性をも予測しながら、エジプトやイスラエルであのような発言をしたこと。

そんな事態がおきたらそれをてこに、自分の思う方向へと世論を誘導しやすい、と思ったんでは、とかんぐりたくさえなる。もしもそうだとしたら、もっともっと残酷だ。

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私たちが慎重にならなければいけない理由は、今回とてもはっきりした。

イスラム国と闘う中東諸国を支援する、という発言が、ISにはこのように利用されるのだ。
だとしたら、憲法9条を変える、と言った時、変えた時、日本はいったいどんな危険にさらされるのか、ってこと、想像しなくちゃならない。

戦後70年。
日本は戦争をしない国、相手を攻撃しない国、9条を持つ国だと、信じられてきたことが、どれだけこれまでのわたしたちを守ってきたか。

「私の細胞は平和憲法でできている」
これは、イラクで拘束された高遠さんの言葉だけど、わたしの細胞だってきっとそうだ、って、今回のことで、今あらためて思ってる。

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