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2015年5月25日 (月)

クッキングハウス総会。べてるの家のおはなし。

121004_ 23日は調布のクッキングハウスで、年に一度の総会。

総会につづく記念講演のゲスト、今年は、北海道は浦河、べてるの家の向谷地生良さん。
クッキングハウスの総会講演としては始まって以来、という90名の参加者で超満員。

向谷地さんの軽妙な語りくちに、笑いのうずまきがたえず起こる。
幻聴さんの専門家、いますか?とクッキングハウスメンバーさんにでてきてもらって、インタビュー。まるで漫才みたいなやりとりのなかから、大切なキーワードがつぎつぎでてくる。

誰もが、苦労の専門家。
幻聴さんは悪者ではなくて、その人に大事なものを教えてくれる存在。
弱さの情報公開。
自分のことを知って、どんどん情報発信することで、人とつながる。

2001年から始まった、べてるの当事者研究。
この研究のおかげで、自分が調子わるくなるのは「なつひさお」だとわかったという、べてるメンバーの林さん。
な、は悩み。つ、は疲れ。ひ、は暇。さ、はさみしい。お、はお腹がすいてる時、お金ない時、お薬トラブルの時、と、自分を研究することでわかってきた。

一人ひとりが、病気は自分にとってどんな意味があるか、考え、研究しつつ、発見していく。治りゃいいってもんじゃないよ。
だめなとこをよくするのでなくて、その人の持ち味をいかせばいいんだ。

べてる発のこの当事者研究は、今や、東大の新しい学問領域にまでなってしまった。

自分のちからで絶対にやめられない、と思った時に、回復がはじまる。
やめたい、と思うことをやめないと、やめられない。
自分一人でがんばるのはもう無理だ、そう思うと、そこからはじまるものがある。

病気のひとたちの健康さと、病気でないひとたちの不健康さ。
あ〜〜もう無理!この仕事、自分に向いてない!と絶望を味わった方がいいよ、
いい意味であきらめたり、もうだめだと思えた方がいい。
一人でがんばって間違いなくやってこうとすると、病気になるよ。

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べてるの本はこれまでに何度も読んでるけど、生のお話はやっぱりいい。
講演会から参加した娘にも、うなづくとこいっぱいあったみたい。
なにせ、私とちがって、まじめで四角い頭の子なもので。

つづいて、おいしいごちそうつきの交流会。
すばらしいプレートを用意してくださったクッキングハウスのみなさん、ありがとう!

交流会では恒例、メンバーさんたちの一芸大会。つぎつぎに歌ってくれます、クッキングハウスオリジナルの歌の数々。

実は私からも、ひとつ出しもの。
4年前、3.11のすぐあとのおはなし会のとき歌って以来、ひとまえではあまり歌うことのないあの歌。♪foe the first time in my life 生きてきてはじめて。

娘が生まれた時のきもちも、
兄が突然逝ってしまった時のきもちも、
あんなきもち、はじめてだった。
あなたと一緒にいる時のきもちも、そうだよ。
今日という日ともね、お初に出逢うよ。
きっと毎日が、生まれて、そして死んでいく。
二度とない今という時、あなたと一緒にいるんだよ。

っていう歌。
順子さんのピアノとタクさんのギターと、順子さんのハモリの歌声入り伴奏付きで歌わしてもらいました。

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