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2015年7月 4日 (土)

笠木さんのパパラギソング@クッキングハウス

3日、クッキングハウスで笠木透さん追悼コンサート。

笠木さんが35年前につくった「パパラギソング」全11の組曲を歌う。出演は、パパラギソングの作曲をしたピアノの安達元彦さん、お連れ合いの岡田京子さんがアコーディオンを、そして増田さんがギターと歌を。
1部は、笠木さんがクッキングハウスにプレゼントした歌「不思議なレストラン」から。

次が、去年夏に笠木さんが作ったという「おらっせん」。
笠木さんのふるさとの言葉で「おらっせるかよ」というのは、いま、おうちに(または、そこに)いらっしゃる?という意味。(金沢でもこれに似た言葉で、「おいでる?」がある。居る、の丁寧語)そこに、おられますか?ときいて、答えが、おらっせんなら、おられない、いません、の意。
はじめて聴く歌だけども、岡田さんが少しずつ区切ってリードしてくださって、みんなで歌いました。
♪おらっせるかよ〜 おらっせん で始まる歌は、もう笠木さんそのものの歌で、よくもまあ、なんとまあ、こうした歌を遺していかれたことだなあ。
おらっせるかよ〜おらっせん、と、くりかえし歌えば歌うほど、そこにおらっせる笠木さんが感じられてきてならない、切ない愛しい、歌でした。

笠木さん作詞/岡田さん作曲の「ピースナイン」は、ピースコンサートのテーマソング。どのコンサートでも歌った「私に人生といえるものがあるなら」、「めぐりあい」、「海に向かって」。どれもこれも、笠木さんの代表的な歌ばかり。
小学6年生の時はじめて笠木さんの歌を聴いた娘は、歌の途中でぼろぼろ泣いてた。私も鼻の奥がつんつんする。笠木さんは、なんていい歌をいっぱい遺した人だろう!

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第2部は、パパラギ組曲のラウラウソング。サモアの酋長から見た、白い人たち=パパラギの、なんとも奇妙な生き方、暮らし方をつづった本が「パパラギ」。
それを読んだ笠木さんが、これはいい本だ!!と、当時DJをしていた岐阜のラジオで何回かにわけて読んだら、リスナーがものすごく反応して、名古屋でいきなりこの本が売れだした!!
この本の編集人だったはったんのいる出版社の誰もが、どうしていきなり名古屋でこんなにこの本が売れるのだぁ?とはじめは謎だったという。

この本を、おもしろい!と思う人と、??と感じる人といることがわかった笠木さん、歌にしたらもっとこの本のよさがわかるんじゃないか、と、笠木さん詞/足立さん曲、のラウラウソングが11曲生まれた、というわけ。

♪あの娘のためにタノアをけずる
タノア、というのは、木をけずってつくるお皿のこと。あの娘がつくるお料理を、そのお皿に盛るために、サモアの男は一枚ずつタノアをけずる。でもパパラギはそれを機械でつくるという。♪そんなにたくさんつくったら、どうしてどうしてタノアを好きになるのだろう、という歌。

♪一本のヤシの木
一本のヤシの木 誰のもの/一本のヤシの木 わたしのもの/一本のヤシの木 ちがいます/一本のヤシの木 みんなのもの

これらの歌をきいてると、祝島のひとたちの暮らしを歌った♪豊かな青い海、とラウラウソングが、ひとつに重なってくのを感じる。なんと、原発的でない、自然に活かされて暮らす、ゆたかな価値観。
♪魚と野菜と いい友だちがおれば 
 ほかに何がいるのだろう わたしのこの人生

♪人間の仕事 この歌もとてもよかったです。みんなで歌いました。
人間の仕事 それはよろこび 人間の仕事 それは楽しみ
人間の仕事 汗を流して 人間の仕事 心あつめて
人間の仕事 歌が流れ 人間の仕事 しなやかな手足

はじめて聴く歌でも、すぐに一緒に声をあわせて歌える、笠木さんのうた。
これからもずっと歌っていくよ、って、笠木さんに約束した。

笠木さんがいま、おられたら、国会前にいって大きな声で歌っているんじゃないかな。「平和の暦」や、9条をうたった「なぜ」や、「一粒の涙」や、、、まだまだ。
本当にいいコンサート、クッキングハウスらしいコンサートでした。はったんや娘と一緒に参加できたこともなおうれしく。

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そうそう、このコンサートを取材しにみえてたのは、毎日新聞のみょうちんさん。去年11月の憲法集会で講師をしてくださったかたでした。こんなとこで再会するとは!
つい先頃,赤ちゃんを産んだばかりのまあきちゃんも、石川から東京にひっこして、はじめてクッキングハウスに来てくれました。彼女も新聞記者さん。

こころある記者さんの目で、またクッキングハウスが世に知られていってほしいな。こういう平和の場がずっとありつづけることが、これからますます貴重になってくる時代だからね。 

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