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2016年1月16日 (土)

伊藤博文さん

立憲主義ってなにかを知らない人たちが、自民党改憲草案をつくっている、ってつくづく思う。

伊藤博文が、憲法とは君権(天皇の権利)を制限して、臣民の権利を保護するためのもの、と述べている、と、「みらいに逢いにきませんか紅茶」で柴田さんが言ってたけど、
そのことが、樋口陽一先生のご本「今、憲法改正をどう考える」にはっきりと書いてありました。

帝国憲法審議の最終段階の会議で、伊藤博文(枢密院議長)は、権利条項を不要とする主張に対し、こう反論しています。
「憲法ヲ創設スルノ精神」として「第一君権ヲ制限シ、第二臣民ノ権利ヲ保護スルニアリ」と。

戦前の日本で、立憲主義は指導層の間での共有された鍵概念であった。
井上毅も、「立憲政体ノ主義ニ従ヘハ君主ハ臣民ノ良心ニ干渉セズ」と。

帝国憲法においても、立憲主義はキーワードだったんだね。
でもそれが軍事力の拡大で、軍部にまちがった使われ方をしてしまい、あの戦争につっこんでいってしまったのだった。

参院選で勝利したら、新設98条、99条の緊急事態条項を、憲法に書き込むための改憲発議をしようとしている現政権。
いろいろな口実をのべているけど、一番の目的は、個人の権利を拘束できるちからをもつこの条項を、憲法の中に盛り込みたいためだとしか、私には思えない。
樋口先生も、警告を発してらっしゃる。
そのこと、しっかり覚えてないと、ナチスが政権をとったあとのようなことになりかねません。
きんきゅうじたいじょうこう、ってもの、私ももっと勉強せんと!

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