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2016年1月 1日 (金)

ひとりから 終刊号

2015年の大晦日、原田奈翁雄さんより、「ひとりから」の終刊号がわが家にとどきました。

160101_ 原田さんは筑摩書房にお勤めのあと、径(こみち)書房をたちあげられ、その後、お連れ合いの金住典子さんとともにこの雑誌を16年間、出し続けてこられた方。
径書房さんは、ほんとにいい本をつくってきたところで、原田さんのお名前はそのころから存じていたのだけど、はじめてつながりをもてたのは、一昨年のことです。
「あめつうしん」というてがきつうしんに書かせていただいた私の文章をよんで、あめつうしんの読者さんである原田さんからおたよりをいただいたことから。

「ひとりから」終刊号。
書き手さん一人一人の、実践にうらづけられた重みのある言葉、「ひとりから通信」のコーナーには、奥田ともし牧師の言葉も、長野のけんぽうかふぇにわたしを読んでくれた野池さんの文章も、SEALDs KANSAIの大沢茉実さんの文章も。
そのうえ、私が以前、原田さんにお出しした感謝の手紙まで載っていました。

いろんなジャンルの方達の寄稿がおさめられていて、その中味もとても重厚で、まだ全部はよみきれていません。

でも、この終刊号の最後に原田さんが書いておられる50ページ近い文章、「殺され方、殺し方の研究―主権者革命のための私的覚え書き」の迫力はすごい。
人間の歴史は、こうも殺し合いの歴史だったのか。ヒットラーがどのようにして、ナチ党を育て、ドイツをあそこまで支配して行ったのか。
1945年の8月15日に17歳だった原田さん。マッカーサーを倒し、共産党をやっつけるための党を、真剣にたちあげようとしていた原田さん。
そういう歴史を持つ原田さんが、日本国憲法と出逢い、私はどう生きるか、を自らにつきつけた。

その長い文章の最後の方、「主権者革命は進み深まる」の章で、シールズの若者たちの言葉や行動が紹介され、さらになんとびっくりすることに、紅茶の時間のこと、けんぽうBOOKのことまで、ていねいに紹介して下さっていた。
びっくり、そしてなんてありがたい!

大晦日にこの雑誌を受けとったことで、2015年の最後の日、「ひとりから」の原田さんから、ひとりの私に、バトンが渡されたのを、感じた。
きっと、この貴重な雑誌を読んでいる全国の読者さん一人一人が、ひとりの自分に、原田さんからのバトンが渡された、と、今、感じているんではないかな、と思う。
あと2年で90歳になられるという原田さん。「ひとりから」は終刊号でも、原田さんをふくめ、それぞれの、ひとりからの革命は、終わらない。終わらせちゃならない。
全国の一人一人の革命を、これからも原田さんは見守り、応援してる、って、確信しました。

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