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2016年3月28日 (月)

八千穂のちいろばさん

信州は上田の、無言館。前々から行きたいとねがっていた場所。しずかな祈りの館。
画家をめざした画学生さんたちの、自画像や、愛する人や家族を描いた作品がほの暗いあかりのなかで浮かび上がってくる。

どんなにどんなに描きつづけたかったか、愛するひとと、どんなにどんなに一緒にいたかったか。
そういった個人の願いが、すこしも大切にされなかった、戦争の時代。遠い昔のことって、ちっとも思えなかった。

上田駅からすぐの、小宮山量平さんの編集室では、本に囲まれたお部屋で、石川文洋さんのお話を、たくさんの写真をみながら聞かせていただく。

そのあと、6月によんでいただくことになっている上田の安井さんとはじめてお会いしました。
信州とのご縁がまた、ひろがっていきそうです。

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上田から車で一時間ほどの八千穂に向かう。翌日おはなしにいく、森のようちえん、ちいろばの園長さんと駅でまちあわせ。

160326_ 八千穂には、25年も前、八千穂夏季大学というのに原発のおはなしでよんでいただいたことがある。
駅のホームにちいさな水車があったのをおぼえてたけど、それがなんと、今もあったよ!

園長さんの先導で、どんどん山をのぼって、織座農園さんのおうちに到着。
織座農園の野菜をたべてくれる人たちが、農業体験などをしに大勢できても泊まれるように、と典子さんが考えての、大きなおうち。
これまでの20数年、消費者さんや、農業の研修生さんや、実にいろんな人たちがここに来て、おとまりしていったんだろうなあ。
クッキングハウスの人たちも織座さんにお泊まりしたこと、何度もあるんだものね。

薪ストーブの燃えるお部屋の一角には、私の本たちといっしょに、クッキングハウスの本たちも寄り添ってならんでいた。160326__2
4半世紀前に、「まわれ、かざぐるま」の本で私を知ってくれた典子さんが、いのみら通信の読者さんになり、通信に何度もでてくるクッキングハウスを知り、
今では定期的にクッキングハウスに織座の野菜を配達している。

10年以上も前、典子さんは私のけんぽうおはなし会に、若い人たちを連れて聴きにきてくれた。
今回も、そんな若い人たちにきいてほしくて、ちいろばさんでのおはなし会を、典子さんが企画してくださったのです。

織座さんで農業研修をした若い子たちが、つぎつぎと結婚して、子どもがうまれ、その子どもたちが通うようちえんがあったらいいなあ、
という典子さんの願いと、八千穂で幼稚園をひらきたい、という若い園長さんの願いとがかさなって、
森のようちえん、ちいろばが、廃校になった小学校を園舎にして、数年前にスタートしたのでした。

160327_ 27日のおはなし会は、そのちいろばさんが会場。
大人の参加者20名よりも、元気なこどもたちの数の方が多い、というにぎやかであったかい会場。
その場の空気そのものが、平和を、しあわせを、かんじさせてくれるものでした。
ちいろばさんの壁には、ちきゅうのキルトもかざられました。
ストーブの脇に貼られた歌の歌詞は「あなたが夜明けをつげる子どもたち」、ああ、笠木さんの歌、ここでも歌われているんだね、、、160327__2

おはなし会のあとのもちよりお昼ごはん会。
ちいろばの子どもたちが、いただきます、のあいさつををしてくれたよ。

♪どうしておなかがへるのかな。けんかをするとへるのかな。
せなかとおなかがひっつくぞ。
おとうさんおかあさん、それからしぜんさんに感謝して、いただきます!

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