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2016年7月27日 (水)

ガーレン司教の言葉

Hiroshi MatuuraさんのFBより。https://www.facebook.com/groups/kenpo9/permalink/750180965123966/

*「非生産的な市民を殺してもよいとするならば、我々が老いて弱ったとき、われわれも殺されるだろう」
…「T4作戦」と呼ばれた障害者の安楽死計画を、クレメンス・フォン・ガーレン司教は教会での説教で公然と非難した。
ガーレン司教は、ミサのために集まった信徒に対して、厳かにこう述べた。
「貧しい人、病人、非生産的な人がいてあたりまえだ。私たちは、他者から生産的であると認められたときだけ生きる権利があるというのか。非生産的な市民を 殺していいという原則ができ、実行されるならば、我々が老いて弱ったとき、我々も捨てられるだろう。非生産的な市民を殺してもよいとするならば、今、弱者として標的にされている精神病者だけでなく、非生産的な人、病人、傷病兵、身体が不自由になった人すべて、老いて弱ったときの私たち全てを殺すことが許されるだろう」
人間の命には、等しく尊厳があり、「他者から生産的であると認められたときだけ生きる権利がある」わけではない。たとえ、心身に障害があっても、その命の尊厳に何もかわりがなく、神が授けた命を人が奪うことは許されないとして、ヒトラーの安楽死計画が間違いであると、ガーレン司教は述べた。
ヨーロッパにおけるカトリック教会の大きな影響力を考え、ヒトラーはこの残酷な計画を撤回さぜるを得なかった。
古い伯爵家に生まれたガーレン司教は、その野太い声と勇気で知られており、ナチスから迫害されることなど恐れていなかった。
人々は、ガーレン司教を “ミュンスターの獅子 ” と呼び、その深い見識と比類のない勇気を称えた。

*********松浦さんのFBをよんで****

「ホロコーストのリハーサル」という題でだったか、ETVの番組でこのT4作戦のことを知ったとき、戦慄しました。

一部の精神科医たちの提案で、非生産的な人々は安楽死させてよい、それが国のためだ、といまこうして書くのもおぞましい法律ができて、実際に実行されたこと。
精神の病気の人、遺伝病の人、障がいのある人たち、それ以外の人たちも。この時に、病院内にガス室がつくられるようになったこと。

このT4作戦にに決然と反対して意見をのべた司教さんがおられたこと、彼のお説教が、人の手から手へと書き写され、ひろがっていったこと。それからひと月以内にこの法律が廃止されたこともこの番組で知りました。
ユダヤ人大量虐殺の前に、これがリハーサルになったのだということも。なんとなんとおそろしい発想なんだ、、、。

昨日の、言葉にできない非道な事件を知った時、真っ先にこのT4のことを思いだした、、、。
生産的ってなんだ、国の役にたつってなんだ。
この司教さんのひと言ひとことを、いま一度胸に刻みたい。

自民党の草案では、私たち国民は国のためにあるのであって、私に自由と権利が与えられるのも、それは私が国から課せられる義務を果たせる人間である限り、ってなってる。
その義務を果たせない人の人権はどうなるのだ。草案12条を読んだ時に感じた不快感が、今は恐怖のようにおしよせてくる。

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