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2016年7月30日 (土)

報道は、大切な人権

「こういう法律も、国には必要だと思う。それに私、こんな「秘密」と全然関係ないし。重要秘密を知った人が、漏らしたら逮捕される、って話でしょ」

特定秘密保護法を、こうとらえている若い人がいます。
クニの言ってることをそのまま信じると、そうなるかもしれないね。

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Carruzoa この法案が出来た時に、その危険性を直感して、英訳して国連に知らせた人がいます。
国連の人権委員会の人や、人権問題に関わる外国の人たちが法の中味を知り、え!こんな人権無視する法律、日本はつくろうとしてるのか、と驚き、これからの日本、大丈夫か?ととても危惧したそうです。

秘して漏らしてはいけない情報も、もちろんクニにはあるでしょう。でもこの法律の秘密の幅はもっともっとひろい。意図するところは別にある、と思います。
これは、政府が、国民に知られたくないことを秘密にして隠すことのできる法律です。

こんな事実は国民に広く知らせなきゃ、とこれまで、心ある記者やジャーナリストが必死に追いかけ、暴き、スクープし、国会議員が国会で追求し、時には市民が情報提供して、そのおかげで私たち一般ピープルが知ることのできたたくさんの真実に、この法は容易に大きな網をかぶせることができてしまう。
原発のことも、TPPのことも、沖縄をとりまくさまざまな情報だって、この秘密保護法を盾に、クニは簡単に隠すことができてしまう。

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この4月、国連特別報告者のデビッドケイさんが来日。特定秘密保護法以降の日本の、報道と表現の自由が脅かされていないかどうかを、を国連のめいをうけて調査するためです。
民主党時代に世界で11番目だった日本の報道の自由度は、安倍政権のもとで、いまや72番目。
秘密保護法ができたこともあるし、総務大臣の、「放送電波の停止もあり」発言で、メディアの人たちが萎縮していること、実名でインタビューに応じられないこと、3人の看板キャスターが番組から消えたこと、など、人権の観点からつよい危機感を感じたケイさん。
これまでも国連から、人権に関する勧告を何度もうけながら、一向に応じない日本だけに、外国から日本を見る目には厳しいものがあるのです。

報道は、とっても大切な人権だ、という感覚。
報道によって私たちは今、このクニで、世界で、何がおきているのか知ることができて、判断もできる。
クニに都合のいい報道だけながされていると、国民は、考えて選んで判断することもできない、自由に生きられない。
知ることと表現の自由があるクニと、ないクニ。(お隣のクニを想像したらもっとわかりやすい)
その意味で、報道は、はっきりと、人権問題なのです。

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このことを、秘密保護法を英訳された藤田早苗さんから、この7月、金沢でしかとお聴きしました。

私たちのクニは、かつて、負けていても勝っている、という誤った報道を戦争中ずっと受け取り、批判することも表現することもできなかった。
今の日本で、そんなことありっこないさ、知ることできてるさ、って言い切れる人、はたしてどれくらいいるだろう。

8月末、特定秘密保護法にとくべつ関わりのあった青年が金沢にやってきます。彼の話がたっぷり聴けるの、今から楽しみにしています。

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