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2016年8月 7日 (日)

8月6日の憲法&草案の授業

71年目のヒロシマの日。
報道特集では、高江の様子を金平さんが伝えていました。
こうしてメディアで報道されなければ、高江は、ないことにされてしまう。
オスプレイのヘリパットが低く飛ぶ高江の空も、その下で暮らす人たちの踏みにじられるきもちも、やんばるの森の自然も。

沖縄の人たちは、何度もの選挙でこれだけの民意をはっきりと示しながら、国は一顧だにしない。
権力による緊急事態条項がすでに始まってるとしか思えない高江。

かたや、リオでオリンピックのお祭り騒ぎ。
めくるめく光と、その隣りに混在する貧困。

夜のNHKスペシャルでは、トルーマン大統領は原爆投下の決断をくだしていなかった、という衝撃的な事実。
原爆投下の責任者の軍の准将が「いったんはじめた軍の計画を、とめられるわけがない」と。

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あまりにも複雑すぎて心が千々に乱れる一日、きのう8月6日。

160806_ わが家で、飯森弁護士さんを先生役に、憲法&草案を学ぶ授業をしていただきました。
生徒は10人。先生からの質問に、生徒たちの、こう思う、ああ思う、さらには、生徒からの、なぜ?はてな?キャッチボールの連続で、あっという間の2時間。

憲法で保障されている表現の自由と、経済活動の自由と、大切なのはどっち?
表現の自由がより大切だとしたら、その理由は、何?
たとえば自由な表現の一つ、自由な報道がなかったら、私たちは今何がおきているか、知ることができない。
知らなければ、判断することができない。知る権利は、私たちの、きわめて大切な人権。
表現の自由があって、私たちが事実を知ることが、世の中をかえていく力になる。
7月におききした、藤田早苗さんのお話「どうなってるの?私たちの知る+表現の自由」とも、ばっちりとシンクロするお話でした。

改憲でまっさきにあがりそうな緊急事態条項=新設98、99条の勉強も。
これが憲法に書き込まれたら、三権分立が成り立たない。行政+立法という二つの権力を内閣総理大臣が手にし、残った司法はおそらく沈黙するだろう。
つまりすべての権力が総理大臣に集中するということ。個人の人権が制限されようが誰も文句がいえない。

今が緊急事態と宣言するのに、国会の承認がいる、とあるけど、よく見ると、事後でもいいよ、と書いてある。
つまり最初の100日間、内閣総理大臣がしたい放題できる。何の歯止めもない中、どんな人も従わなければならない、強い強制力をもつ「政令」を出せる。
その期限だって、実は延長可能。「いざという時」の「いざ」が、他国の例を見ると、ほんとの緊急じゃない時にも、だされてるし、期間もずるずる引き延ばしてることもあるんだよ。
憲法に緊急事態条項あるのは国として当たり前、ともいわれるけど、その歯止めが憲法にかきこまれてるかどうかでまったく意味はちがってくるんだよ。
少なくとも今の草案98、99条に、その歯止めはまったくありません。

大災害に備えてこれが憲法に必要だ。そう言われるがまま国にお任せ、とならないために、この草案を学ぶ必要、もっとありあり。
私の夏休みの、終わらない宿題です。

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