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2016年12月31日 (土)

ちいさな言葉の行ったり来たり

人の隙間を縫って通ろうとする時。自動振込の列で、後ろの人にだいぶ待たせちゃった時。急いで走ってすれ違いざまに肩がぶつかっちゃった時。
落としたものを拾ってくれた時、などなどの時に、ちいさな言葉が行ったり来たりする。

161116_1 あのぉ、すみません。お待たせしました〜お先に。あ、ごめんなさい!ありがとうございます!助かりました、などなど。
行ったり来たり、ってことは、こっちからの小さな言葉に、あっちから、またもっと小さな言葉や表情が還ってくる、ってこと。
それって当たり前と思ってたけど、ちかごろは、何の言葉も表情も還ってこない場合が、ますます多くなってきてる気がする。

マンション内での挨拶を禁止することがマンションの住民総会で決まり、その旨、告知することになった人が腑に落ちないきもちを神戸新聞に投書、と、中日新聞に載っていた。
小学生の子を持つ親から、知らない人に挨拶されたら逃げるように教えているので、マンション内ではあいさつをしないように決めてください、という意見が出て、年配の人からも「あいさつしてもあいさつが返ってこないので気分が悪かった。お互いにやめましょう」という声があがって、挨拶禁止、となったとのこと。

こっちから発して、あっちから還ってこないと、確かにちょっと、あれ?ってきもちに私もなるけど、
でも私、やっぱり言っちゃうな、コンビニで、郵便局で、電車のなかで、きっとこのマンションに住んでても。
それに、子どものいる場所はマンションだけじゃないもんな。
私が言わない一人になることは、還さない人をもっとふやすことだもんな。

夫が東京に行った時、電車に乗ってて、次降りま〜〜す、っていっても
入り口近くの高校生たちが一人も微動だにしなくて、声をかけかけ、そこをかき分けて進んでやっと降りた、って言ってた。
う〜〜ん、なんなんだ、これは。

小さな言葉の行ったり来たりは、call&response ってことだと思う。
私は、来る年も、ちいさな言葉を発する人、でありたいな。

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