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2017年3月16日 (木)

林田光弘くん@金沢

3月初めに、市民の平和サークルむぎわらぼうしのゲストとして、金沢にきてお話してくれた林田光弘くん。

もとシールズのメンバー、今は、核兵器廃絶にむけての「ヒバクシャ国際署名」の、若きキャンペーンリーダー。
この国際署名というのは、広島や長崎で被曝した人たち自身がはじめて呼びかけ人となってはじめた、署名活動のこと。集まった署名は国連に届けられます。

http://hibakusha-appeal.net/about-us.html

林田くんは、1992年、長崎の浦上生まれで、自身、被爆3世でもあります。

長崎の「高校生一万人署名活動」に中学生の時から参加。学校と家しか居場所のない時期に、この場のおかげで「社会がふえた」。原爆のこと、被爆者のこと、日常的に考えるのが当たり前だった、っていう。

でもそれがちっとも当たり前じゃないこと、修学旅行にきた他県の高校生たちと交流していく中で、知っていく。あ、みんな、原爆のことよく知らないんだな、と。
(元シールズ、沖縄生まれの元山くんが、金沢でお話した時もこれに似たこと言ってた。基地があるのが当たり前と思っていたけど、大学進学で沖縄をはなれてはじめて、基地のない暮らしがあること知った、と)

林田くんには、これまで出逢ったシールズの若者たちとも共通してる、すてきなとこたくさん。

自分の言葉を持ってること、まわりの人たちへの感謝と尊敬、何より、ひととしてきもちのいいこと。
林田くんの話の中に、そうそう!!って膝打ちたくなる言葉がいっぱいあって、話聞きながらとてもうれしかった。
あ〜、こんなに生きてきた時間も時代も違うのに、とても似た感覚。大事にしたいことが共通してる。
それにくわえて林田くんの話のたとえが、実にわかりやすい。人にどう伝えるかってこと、いつもいつも考えてるのがよくわかる。

たとえばーー。

「僕らが思ってる社会運動のイメージは①俺はなんでも知っているんだ、と上から目線の偉そうな感じ②なんだ、そんなことも知らんのか〜〜!って叱られそうな感じ③こぶしふりあげてる感じ④ヘルメットかぶって、闘うぞ〜!って感じ」

あ〜〜、わかる!わかる!この4つを絵でみせてくれたからいっそうピンときました。
「思ってることそのまま言っちゃだめ、ぐっとこらえて、いかに人に伝えるか、社会にメッセージを発信するにはどうしたら、って考える」

シールズの活動で、憲法や法律についていろんな本や資料を、図書館でまだ誰にも借りられたたことのない本も読んだ。
「そんな時、あ、ぼく今、この人の残してくれた言葉で、この人と対話してる、って感じた。誰からもほめられずに、一つのことをし続けてきた人を尊敬する」

「活動の中で大切なこと。個人、あなた、を認める場であること。一人一人が物語をもっている、違うバックグランドがある。リーダーはそのことをきちんと認識してることが大事」

「被爆者にも一人一人の個別の物語がある。ヒバクシャの話聞いたことある、だから知ってる、とはならない。それは、一人の高校生の話を聞いて、高校生のことわかったっていえるはずないのと同じですよね」

「鎌仲監督の「ちいさき声のカノン」を見て、自主避難してる人たちのきもちを知らなかった、っていうことがとてもわかった。核の被害ゆえの語りがたさも感じた」

「ぼくらが生きる社会は、誰かが決めてる。その誰かは、僕らが決めてる」

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林田くん、若いあなたにいっぱい教わったよ。金沢にきてくれてありがとうね。
林田くんのこと、もっと早くに書きたかったけどなんやかやで今になっちゃった。彼の言葉、とても書きたかったのでした。


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