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2017年7月 3日 (月)

花森安治の仕事@高岡美術館

177 高岡美術館に行く!と前々から決めてて、やっと昨日行けました。
「花森安治の仕事 デザインする手、編集長の眼」

たっぷり2時間あまりかけて、たっくさんの展示を、一つ一つ、観た。眺めた。読んだ。

「暮しの手帖」の表紙の原画、花森さんが装丁した本たち、撮った写真、広告デザイン、商品テストされたものたち、原稿を依頼した作家たちの生原稿、家族への手紙、そして、戦時中に勤めていた大政翼賛会での仕事、同時期に編集にかかわっていた「婦人の生活」などなど。

そしてもちろん、「暮しの手帖」特別号の、「戦争中の暮しの記録」と「見よぼくら一銭五厘の旗」も、旗の実物も。

  民主主義の「民」は、庶民の「民」だ
  僕らの暮しをなによりも第一にするということだ

戦争に負けた翌年に発刊された「暮しの手帖」のタイトルは、最初、「美しい暮しの手帖」だった。当時、暮し、という言葉には、暗いイメージがあったのだそうだ。

もし一人一人が守るべきまっとうな暮しがあったら、あんな戦争に反対したのではないか、何よりも庶民の暮しが大事だ、そういう世の中にしなければならない、と、ペンを武器にしてたたかった、ジャーナリストとしての花森さん。

たった一銭五厘のはがきで、人々は召集されたのだ、兵隊のいのちは馬よりも軽かったのだ。
「見よぼくら〜」の中で、花森さんは、国の大臣たちに一枚一枚のはがきで、自分の想いをかいて直接出すことを提案している。
まさに、花森さんの、12条する、だ。

この展示会も、今が今と、まったく重なります。
展示は7月30日まで。ぜひぜひ、足を運んで、そしてゆっくりと観ていただきたいと願っています。
美術館のショップには、花森さんデザインの文具がいっぱい並んでましたよ。

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