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2017年7月30日 (日)

はまなす文庫 平和のおはなし会

細川さんのはまなす文庫は、月に一度のおはなし会をしています。

これまでの30数年、8月にぶどうがり&もちよりおはなし会をしてきたけれど、今年からは7月に、ふだんの文庫スタイルでのおはなし会をしていくことに。

7月のおはなし会のテーマは、平和。細川さんが何冊かの絵本を選んでくれていて、やって来た人の顔を見ながら、これ、読んでもらえる?これ、読んでみる?とお誘い、声かけして、平和のお話会のプログラムがきまっていきました。来た人全員が、なにかを読む、手遊びする、という、ライブのワークショップのようなおはなし会。

手あそびと詩にはじまり、
紙芝居「あおよ、かえってこい」(東京大空襲の日、馬のあおが少年のいのちを救ってくれたものがたり)
絵本「まちんと」(広島で原爆が落ちた日、もうちっとトマトがほしいよう、と言って死んでいった女の子のお話)
紙芝居「トビウオのぼうやはびょうきです」(原爆から10年、ビキニ環礁で水爆実験。海の中では魚たちがつぎつぎ病気になって、、)
「へいわってどんなこと?」(この絵本の最後のほうの、「平和って僕が生まれてよかったってこと、きみが生まれてよかったってこと、きみとぼくはともだちになれるってこと」という言葉が胸にしみました。日本、韓国、中国の作家たちが書いた「平和の絵本」シリーズの中の一冊)
「へいわってすてきだね」(与那国島の小学校一年生の安里くんのかいた詩が絵本に)
「土のふえ」(となりあわせの国の羊飼いと牛飼いの吹く土ぶえの響き。自分たちはいったいなんで戦わないといけないんだろ、なんのために、ってとてもリアルに感じたよ)
「みるく世がやゆら」(「けんぽうBOOK」の最後の文章)
たのしい手あそびをはさんで最後は、おはなし会の伝統どうりに、ろうそくに火を灯しての、むかしばなし。

177

これだけ濃密な絵本とおはなしの時間、1時間半ちかくあったけど、小学校のちいさなひとたちも集中して聞きいってた。いつも文庫やおうちでで絵本を読んでもらってる子たちなんだね。

*****

177_3 私が読ませてもらった「みるく世がやゆら」(沖縄の島言葉で、平和でしょうか、という意味)は、「けんぽうBOOK」の最後にかいた文章を、このおはなし会にあわせてちいさな人にもわかる言葉で短く書き直したもの。

無関心から「無」がとれるって、すごいことです、からはじまって、アンパンマンの言葉のあとには♪アンパンマンの歌ちょびっと、しあわせになるために生まれてきた、の言葉のあとには♪13条のうたもちょびっと。
高江の「ベトナム村」のこと、そして、今は平和な世でしょうか、という沖縄の高校3年生、知念くんの平和の詩のことも。
彼からの問いかけにはっきりと答えられない私は、知ることの、まだまだ道の途中です、でもせめて、自分の知ったことは誰かに手渡して、バトンッチしていく、そんなふうに生きていく私でありたいよ、と。

今日のおはなし会で安里くんの「へいわってすてきだね」が読まれるとは知らずに、その翌年の平和の詩をかいた知念くんの問いかけを読む、という、平和のシンクロおはなし会。
あつまった全員が声にだして読んで参加する、というのもほんとにすてきでした。

細川さんのこの言葉も、しっかり心に刻みます。
「誰もが好きなように集まれること、誰もが言いたいことを言えること、戦争はいやですって言えること、それが平和だと思うの。できない時期もかつてありましたもんね。文庫も、平和だからつづけてこれた。平和の象徴は、安心して、絵本読んだり、おはなしやむかしばなしを聞いたりできること。いま当たり前に思えることも、こうしてちゃんと言葉にしておかないとね」

そうそう、ちゃんと言葉にすると、一つひとつ、これが平和、って認識できる、確認できる。
ひとりひとりの、平和ってどんなこと?を、それぞれが言葉にすること、口に出すこと、これからますます大事なことになってきます。
あなたの平和って、どんなこと?

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