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2017年10月 7日 (土)

後法は前法を廃す

今日は、金沢弁護士会の飯森和彦さんのお話を聞きました。
安倍さんの9条改憲のあぶなさについて。

これは、単に「自衛隊が合憲であることを明らかにするだけ」なんてことじゃ、決してない。
自衛隊の活動をもっと拡大させたくても、9条の1、2があるかぎり、自由にできない。3に自衛隊を書き込むことで、その制限がなくなってしまうということ。

このことは市民生活にも、すごく大きな変化をもたらす。

憲法の考え方が、「軍事や戦争を拒否して平和を確保する」から「軍事、戦争による平和の確保」に180度変わる。

軍事力あっての平和、武力で国家を守ることがなにより大切でしょ、という価値観が広がる。国家を守るために、人々の暮らしが犠牲になるのはしょうがない、という考え方。これってさ、70数年前の価値観と似てません?

9条に1、2、3ができたら、戦争を拒否する憲法と肯定する憲法とが同居することになって、いったいこの憲法はどっち向いてるのか、意味不明憲法になっちゃう!前文の平和的生存権も、その意味がかわってしまう。

飯森さんは、一橋大名誉教授の山内敏弘さんの論文から、「後法は前法を廃す」という、古い法の諺を紹介してくださった。

後からできた法が、前からある法をかぎりなく侵食していく、という意味のことわざ。9条3項は、古くからある1と2項の意味、平和憲法の精神を壊しかねない、ってこと。

「後法は前法を廃す」
おお、この言葉にここで再会するとは!
今年の6月、国分寺の市民憲法教室に、自転車にのってみえた山内先生、私の目の前でまさにこのお話をしてくださったのでした。
いのみら通信でも紹介させてもらったこの言葉、山内先生から教わった、というわけです。

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