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2017年12月 7日 (木)

斎藤さんの染めたモスリン

斎藤洋さんたち、4人の作家さんたちの作品展@しいのき迎賓館にいってきました。

5年前から草木で染めるようになって、前のくっきりした線の染めとは違う感じだよ、もちろんまだまだなんだけど、でも草木にしか出せない色の、味がねえ、奥が深くてねえ、、、という斎藤さん。

1712_3 ウール毛斯綸(モスリン)のコートにうっとり。
ベンガラと柿渋で染めたのや、ダイラックというタイ山岳の虫の巣で染めたのや、栗のイガやキハダという木の皮(黄檗という薬になる木)で染めたのや、、、

1712_4

モスリンはフランス語。もとはモスル、というイラクの都市の名前から来てる(今はISが支配していたところとして知られてしまったけど)。
それがヨーロッパに渡って、モスリンと呼ばれるようになった。
江戸時代に日本に入り、はじめは高価だったけれどやがて、化学染料との相性がよく、鮮やかで綺麗な色に染まることでとてもはやり、輸入が活発になって値段も下がり、シルクがわりの安い布、として一時期おおいに出回ったが、いまはかつてのようにははやっていない。

だけど斎藤さんは、何かの代わり、としてのモスリンではなく、毛斯綸は毛斯綸としてモスリンが大好き。絹とも木綿ともちがう風合い、呼吸する布、からだにそってストンとおちる感じがなんともいいんだよ、と。

作品展は10日まで。ショールやスカーフも並べられています。

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