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2018年2月20日 (火)

The Wave という映画@草かふぇ

先週の草かふぇでは時間を延長して、「ザ・ウエイブ The Wave」という映画をみました。
ある高校で独裁政治を学ぶための授業を行うことになり、独裁に必要な「指導者」「ルール」(言葉使いとか、答える時のきまりとか)「制服」「シンボルマーク」などをみなで決めて、実行していく。
最初はゲーム感覚ではじまった授業、担当の先生もはじめはあまり乗り気でなかったのだけども、たったの数日間で、生徒も、先生すらも、その全体主義にに染まっていく。その空気の伝播力のおそろしさ。
しかも、これは1967年にカリフォルニアの高校で実際にあった授業をもとに、ドイツで2008年につくられた映画と知ってるからなおのこと、こわい。
みなで一斉に行動する。同じ服を着る。同じ動作をする。一体感。所属感。その中にいると自分の劣等感がどこかにいってしまい、気分はすごく高揚して、自分(たち)が特別な人間のように思えてくる。
人を支配するよろこび、支配されるよろこび。崇拝されるきもちよさ。無秩序の自由をばかにしたくなる。
映画のラストは実際とはちがう衝撃的な終わり方をしているのだけど、実話のほうも、この授業の影響はおそろしいほどに大きかったらしい。
今、オリンピック一色。日本人ってすばらしいねえ。がんばってるねえ。完璧だねえ。。。日々、いろんな神話がつくられていく。
韓国でのオリンピックでこうなのだから、この舞台が日本だったら、もうオリンピック以外ないような空気になってるのだろうか。
オリンピックに染まる、呑み込まれる、なんて話をダニー・ネフセタイさんとしてる時にこの映画の話をしたら、ダニーさんは30年も前にこの映画をみているという。
ええ?映画ができたのは10年前のドイツだよ、っていったら、1981年にアメリカでつくられた映画を、イスラエルでおつれあいのかほるさんと住んでいたころに見たんだって。
そうか、私が見たのはリメイクのドイツ版だったのか、つまりそれっくらい、影響力があった、っていうことなんだ。
この映画のDVD、石川のツタヤでは鳴和店と津幡店においてあります。
全体主義、というものを考えるときに、いろ〜んな材料をくれる映画です、古いので一週間かりても100円。機会があればぜひご一見。
明日の草かふぇ、The Waveの実話のその後の話なんかもすこししたいな、って思っています。オリンピック的ウエイブともからめて。

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