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2018年7月27日 (金)

マガ9 鈴木耕さんの、「言葉の海へ」

今週のマガジン9条、鈴木耕さんの「言葉の海へ」

ニュース女子、という番組で去年1月に放映されたもの。テーマは沖縄、高江。
石川県ではみることができないけど、あまりのひどい内容がSNSでも紹介されて、もうもう、怒りやら悲しいやら。
辛淑玉さんへのバッシングがとりわけすさまじくて、日本では暮らせないとドイツに亡命しなければならないほど。
陰の黒幕???などという根拠のないフェイクを地上波で流した責任はどれだけ重いか。
やっとやっと辛さんに謝罪した。でも沖縄への謝罪は、なし。
DHCって化粧品の会社とばかりおもってたけど、こんな番組もつくる社なんだと、去年はじめてしりました。

鈴木さんの文章、全部全部よんでほしいけど。これは最初の部分だけ。
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2017年1月6日、TOKYO MX「ニュース女子」という番組。
 数名の若いきゃぴきゃぴガールたちに、訳知り顔のおっさんたちが“ニュースの真相”を解説してあげる…という、女性蔑視の典型のような番組だと、ぼくは思った。まあ、そんな個人の感想はさておいて、問題だったのは、内容が偏見と悪意に満ちていたことだった。
 取り上げたテーマは沖縄、とくに高江での米軍ヘリパッド建設反対の運動を、ほとんど根拠もなく罵倒しまくった。
 例えば、運動参加者には日当が支給されている、ほとんどが沖縄県外の人ばかり、過激派が浸透している、反対派はまるでテロリスト、果ては中国の工作員が混じっているなどと、確たる証拠も示さず決めつけた。
 ぼくもこの番組を見たけれど、吐き気を催すほど醜悪なものだった。
 日当? ぼくも何回も辺野古や高江を訪れているけれど、すべて自前だし、当然ながらできる限りのカンパをおいてくる。日当を支給しているところがあるならぜひ教えてほしいものだ!
 座り込んでいる人たちは、ほとんどが沖縄現地の方たちで、集会で「県外からお越しの方はおられますか?」と訊ねられて、数名がおずおずと手を挙げる、といった光景が見られるだけだ。現地へ行ってみれば、誰にでも分かることだ。
 ところがこの番組では、レポーターと称する男が「これ以上は危険なので近づけない」と、二見杉田トンネルというところの手前で引き返す場面も写されていた。ぼくは思わず「バカか」と呟いてしまった。
 ぼくはレンタカーで何度も高江へ行ったから、二見杉田トンネルが現地から約40キロも離れた場所にあることを知っている。ここまで反対派が来ているとなると、その数は数十万人にもなってしまうだろう。この男に、まともに取材するつもりなどなかった証拠だ。もっと言えば、もし沖縄の状況に詳しい人が取材に同行していたなら、こんなバカなコメントを許したはずがない。だって、ウソがバレバレなのだから。取材自体がいかにいい加減な代物だったか分かる。
 そしてあろうことか、反対運動の陰の黒幕が市民団体「のりこえねっと」の共同代表である辛淑玉氏であると断定したのである。
 「のりこえねっと」は、ヘイトスピーチやヘイトデモ、人種差別などのレイシズムを乗り越える国際連帯ネットワークを主張する市民団体であり、辛淑玉さんは二十数名いる共同代表のうちのひとりに過ぎない。
 ところが「ニュース女子」は、辛淑玉さんが在日コリアンであることを取り上げて、彼女こそが陰の黒幕だと断じるような放送を行った。たくさんの共同代表の中で、辛淑玉さんを狙い撃ちにしたのだ。まさに国籍差別、人種差別の典型例である。
 沖縄の反対運動に連帯するために「のりこえねっと」は、現状を取材し、ネットや文章で報告してもらうための“特派員”を沖縄へ派遣したいと考えた。そこで一般市民からカンパを募り、集まったお金から5万円を旅費として“特派員”に支給し、レポートを報告してもらうことにしたのだ。
 5万円では、安いチケットと数泊のホテル代でなくなってしまう。足りない分は“特派員”の自腹である。飲み食いや観光に回す分などないことは、一度でも沖縄を訪れたことがある人なら、誰にだって分かるだろう。
 ところが「ニュース女子」は、この5万円をあたかも反対運動参加の“日当”であるかのように放送(報道なんかではない!)したのだ(では、「ニュース女子」のスタッフやレポーターはどれほどのギャラをもらったのかを、明らかにしてほしいものだ)。

凄まじいバッシング

 この放送が、ネット上での辛淑玉さんバッシングに火をつけた。ものすごい悪罵が辛淑玉さんを襲った。それはついに、辛淑玉さんの身の危険に及びかねない事態にまで発展した。(後略)

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