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2018年12月14日 (金)

辺野古と三上さんのスピーチ

今、三上さんは土砂が投入されてる辺野古の現場におられるのだろうか。(辺野古で、もうヘロヘロ、って今が今、三上さんからメッセージ。以下の言葉、アップしてもいいかどうか、お尋ねしてたの。承諾いただいたので、いま、アップします。できたら周りの方にもおしらせください。)

8日、東京での「平和・協同ジャーナリスト基金賞」贈呈式でご一緒した三上智恵さん(「沖縄スパイ戦史」で受賞)のスピーチ。胸にずきんと刺さった。じかにそのスピーチをきいたものとして、三上さんの言葉を伝えたい。
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三上さんは6年前にもこの賞をうけとってる。高江の30分のドキュメンタリー。まだ那覇の人も、高江を知らなかった時。その受賞でとても勇気づけられた。27年間テレビで仕事したけど、沖縄のこといくら伝えても全国に伝わっていかない、そこで映画の世界に冒険で飛び込んでいった。
そこから「標的の島」「戦場ぬ止み」をつくった。でも宮古、石垣の島々に自衛隊が。島々が軍事要塞化すれば73年前以上の目にあうこと数年前からわかってた、だから「標的の島」をつくった。

見た方々の反応。沖縄にもっと寄り添わないとだめね、素晴らしい映画つくってくれてありがとう、時間あったら辺野古にいくわ。そう言われるたびすごく違和感あって、いらいらした。

沖縄が大変だから、それを全国の人にわかってもらいたい、そう思って映画をつくったことは、一度もない。沖縄大変だから、じゃなくて、沖縄にいると、あからさまにわかる。日本が壊れるけど、知ってますか? 三権分立おわってるけど、国民主権手放しつつあるけど、いいですか?対岸の火事じゃなくて、皆さんの服にもう火ついてますよ。大丈夫ですか。そのことを自分はいってるんだけど、この壁は何なんだ。

宮古は着工、石垣はこれから。となれば、沖縄戦から直接、処方箋もらってくるしかない。だから「沖縄スパイ戦史」をつくった。9条あっても、強いものに守られたい、とみんな大合唱。それに反対してる沖縄の人たちはわがままだ、アメリカに守ってもらってるのに、自衛隊にまで反対するなんてわがままだ、といわれる。自分だけ守られればいいの、誰に守られるの?

あったことがなかったことにされて、歴史の漂白がおきてる。「沖縄スパイ戦史」で描いたことは、日本軍によって、意図的な策で、何千人単位で殺されたということ。それは沖縄だったから、じゃない。軍隊の本質。旧日本軍と今持とうとしてる武力組織とが、今も繋がってるのか、繋がっていないのか、明らかにしたいとつくった映画。
そこから学ばないのなら、スパイじゃないのに殺された人たちは、二度殺される。住民を戦争につかい、食料を、子どもを、軍に出させた。その人たちは、軍の全容を知ってるから、捕まったらみなしゃべってしまう。だから殺さなきゃいけなかった。自決していただくか、スパイといって殺すか、マラリアとわかっていながらその島に追い込んでいくか。これは、地上戦ならどこでもおきうること。

「標的の島」の主人公の山城ヒロジさんが「スパイ戦史」みて、「三上さん、たいへんなことしたね、こんなのつくったら消されるよ」と。大ヒットにしないと消されちゃうなら、大ヒットするようがんばるしかないんです。

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三上さんの渾身のスピーチ、必死にかきとめた。スパイ戦史、うん、ヒットさせなくちゃならない、沖縄が自分ごとって意識してうごかなくちゃ、ってあらためて思う。これ読んだあなたも、どうぞ応援してください。

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