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2019年3月14日 (木)

まちを散歩する

去年3月の中筋純さんの写真展「流転」@21美で、浪江の商店街通りの写真を見た。そこに添えられていた短歌「二年経て 浪江の町を散歩する グーグルのストリートビューを駆使して」に、胸をぐっとつかまれた。

一年後の今年のもやい展@21美で、中筋さんの撮った1時間の映像のなかに、その歌があった。

会場に置かれていた「ふるさとは赤」の歌集を読んでいたら、声をかけてくれた人、歌の作者の三原由起子さんでした。え、こんな若い方が、あの歌を詠まれたんだ。

事故から2年の浪江町にははいることができなかった。だから、グーグルで散歩するしかなかったんだ。4年後にじっさいに行った時、三原さんも写真を撮りまくったという。

三原由起子さんが話してくれたこと。
2013年に出した歌集「ふるさとは赤」。
13年だったからこそ、言えた言葉。出せたこの歌集。
今から3年前、「ふるさとにかえろう」が始まった。
8年経った今、13年の時と同じ言葉で歌えるか、といったら、歌えない。
戻った人と戻らない人とに分かれてしまって、戻った人に水をさすような言葉は言えなくなった。
2019年に同じ本だせるかというと、言葉にできないことが、多すぎる。
震災前に友だちだったひとと、ずっと友だち、ともいえないことも。

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