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2019年4月18日 (木)

石川記者さんを送る会 その1

4月17日。毎日新聞の石川将来さんを送る/出会う会@紅茶。
その1。

記者さんにむかって逆取材。名前の由来や、とれたのはどこ?どんな子どもだった?どうして新聞記者になろうと?などなど。
みゆきちゃんと二人で、石川さんを送る会を紅茶でしよう、と企画したのだったけど、ふたをあければまったく予想してなかった深い話を聞かせてもらうことになり、心がふるえました。

石川さんの書く記事にいつも感じていた、この若さで(平成元年生まれの29歳)どうしてこのような記事をかけるのだろう、という疑問のわけを少し垣間見た気がしたんです。
俯瞰の目、そしてディテール、細部を見る目。語り手の言葉をすくいとって記事にする感度のよさ、文章のセンス。子どものころから記録魔だったんです、っていってたけど、単にそれだけでは、取材された人の空気感まで伝わるような、あんな記事はかけないと思う。

石川さんが小2の時に起きた神戸連続殺人事件に、8歳の彼は強い衝撃をうける。大学で哲学を学んでいた石川さんは、被害者の女の子のお母さんの手記、「彩香へ」を読んだ時も強く感じるものがあった。
その子の生きた時間の長さにかかわらず、娘が伝えようとしたことは何だったのか、犯人の少年と娘が出逢った意味はいったい何だったのか。
いのちといのちが出逢ったことの意味までを問う、彩香ちゃんのお母さんがそんな視点を持つようになったのは、一人のフリーライターの存在だったと知って、大学院生の石川さんはその人に逢いにいく。
「人間の理性や良心は、自分自身を制御するのに十全であるのか、信頼に足りうるのか」答えの出ない、古くて新しい問いを、石川さんは今もそのライターさんと共有しているという。

石川さんは、一つ一つの事件に対してもそうだけど、戦争にたいしても、同じその問いをつきつける。そういう目で取材している記者さんだったのだと、この日、はじめて知ることができました。(続く)194_12

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