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2019年4月15日 (月)

シサム工房さん

4月13日、野々市のNOPPOKUN・アルさんで、シサム工房副代表をしているヒトミトモコさんのおはなし会がありました。シサム、とはアイヌの言葉で、良き隣人、という意味。

シサムさんがアジアの生産者さんたちとつながって、互いにパートナーとしてともに考え、話し合いながら商品開発して、できた製品ーお洋服をはじめ、アクセサリーや食器、ランタン、コーヒーなどなどーを日本に輸入する。それらをシサムさん直営店で売ると同時に、アルのようなお店に卸もする。この継続的な流れが、アジアの女性たちの自立を応援しながら、思いやりにみちた社会をつくっていくためのしくみ、それがフェアトレードです、とトモコさん。

そんなシサム工房さんは、フェアトレードショップ・アルのむつみさんにとって先輩のようなお店。アルを続けていく上で、むつみさんはトモコさんからいっぱいいっぱい学んだそうです。彼女と一緒にインドにいって、シサムのパートナーの一つ、creative handicraft、略してクリハンの縫製工場で、できあがったばかりの服、2000着の全品検査も体験したとか。

クリエティブ・ハンディクラフトの仕事場は、インドのムンバイという大都市のど真ん中のスラムにあります。
ミシンに触ったこともない女性たちが、訓練をうけて縫う練習をし、フェアトレード製品として認められるための厳しいチェックをクリアできる服を縫えるようになり、やりがいのある作り手さんに育っていく。ミシン縫いがどうしても苦手な人たちは、クリハンでお弁当をつくる部門で働き、ムンバイ中の事務所にお弁当を届ける仕事をになう。そうやって、こどもたちが学校に通えるお金もつくっていける。
クリハンではほぼ毎日なにかしら学習プログラムがある。性の多様性を認めるための学び、ジェンダーについて、女性への暴力をなくすコミュニティつくりについて、性教育、自分のからだを守るための護身術トレーニング、などなど。

そのプログラムのお話の中でくりかえし出てきた言葉が、「あなたたちは大事にされていいんだよ」「何されてもいい存在じゃないよ」「NO! といっていいんだよ」「あなたはprecious、大切な存在なんだよ」でした。
聴きながら、ああ、13条だ!って私は何度も思ったよ。インドのスラムで生きる女性やこどもたちに、あなたはほかの誰ともとりかえがきかない大切な存在だよ、って懸命に伝えようとしてる人たちがいると知ること、うれしいね。
クリハンで求められるものが、女性の経済的自立だけでないことがよくわかるお話。何より、トモコさんがこれまで実際にしてきたことだから具体的、ともに相手をリスペクトしながら開拓してきたお仕事の話なので、とても説得力がありました。やさしいちからにあふれていました。

フェアトレードの服を着ることで、フエアトレードの製品を選ぶことで、直接的に、それを作っている人たちの人生につながれる。何を買うかは、自分が今いきてる社会をどんな社会にしていきたいかのために、一票投票するのと同じこと。フェアトレードの合言葉は、What you buy is what you vote.

もともとはフェアトレードの品物を、大学院生の時にバイトで売っていたのがはじまりというトモコさん。お話のあとは、アルさんで売ってるシサムさんの服の見立てをトモコさんにしてほしくて、お客様の列ができてました笑。

夜、いそがしい出前と出前の間に、トモコさんがむつみさんと一緒に我が家を訪ねてくれて、夕ご飯女子会しました。アルのごはんと、私はそうめん昆布の煮物と人参サラダ、ピリ辛のおつゆ。
むつみさん、すてきな人に出逢わせてくれてありがとう!194_7

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