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2020年2月 2日 (日)

おしどりマコ・ケンさんその4 ドイツの高校生たちと

先週1/29の紅茶の草かふぇで見た、おしどりマコ・ケンさん原発取材報告DVD。大きなメディアで流れない、マコさんの貴重なおはなしから、その④

マコ・ケンさんは2014年から毎年ドイツに行っている。国際会議に出るためもあったけど、地域で平和教育にとりくんでいる教会が、中高生、大学生たちに話をする機会を毎年つくってくれる。遠く離れた国の、何年も前の事故に興味あるかな、と思ってたけど、みんな興味津々。彼らからものすごく専門的な質問がいっぱい出てびっくり。

高校2年性から「福島原発の非常用電源が止まったのは津波のせいと思いますか?ネットで事故調査報告書も調べてよんだけど、むりやり津波のせいにしてるように思える。日本には他にも原発あるから、再稼働のこと考えると地震のせいにしたくないのかな」とか、中学生から、「いま、汚染されてるのはα線?β線?」なんて質問もでる。
なんでそんなに興味あるの?と逆質問すると、「戦後の教育があると思う。第三次世界大戦を起こさないですむような大人になりたい。将来は環境の専門家になりたい、だから僕は別の観点から原発に興味があるんだ」と。

ドイツでは、15〜16歳ごろから自分の支持政党を持っている。それにおどろいたマコさん。日本が18歳から選挙権もつようになったと話すと「じゃ、選挙権もったら日本の彼らは支持政党もつんですか?」と。
以前には、「NHK会長、あれで大丈夫ですか?」とか「日本の新聞やテレビの人が、総理大臣と一緒にご飯たべるなんて信じられない。それじゃ、放送でなくて政府の広報になっちゃう。ドイツでは、プレスは記者会見でだされたコーヒーだって飲んじゃいけないんだよ」とも言われた。

どうして彼らはこんなによく知ってるんだろうと不思議がるマコさん。学校で福島のこといっぱい言ってるかというとそうでもない。彼らが自分たちで勝手にしらべて、質問する。
そこには第二次大戦を反省する戦後のドイツがある。「愚かな市民は愚かな政府をつくる」という教訓。市民一人一人が人の言葉を鵜呑みにしない。まさかナチスが台頭するとは誰も思ってなかった過去がある。だから自分に関係ないって思ったらだめ、まわりと意見が違っても、最後の一人になっても、自分の意見を持つことが大事なんだ、と。

日本で、支持政党はどこ?と母親に尋ねた高校生。そのお母さん、「そんなこと大きな声で言うもんじゃない、明るいとこで話すことじゃない」と言ったと。
ドイツのある高校生に、どうして3.11にそんなに詳しいの、あなたはまだ9歳だったでしょ?と聞いたマコさん。その返事が「あの時、僕のママはずっと事故のテレビ見ていて、一緒に見なさい、と。津波が怖くて嫌だといったら、ママが僕をはがいじめにして、このニュースは怖くても見なさい。地球で今起きてること、事実だから目をそらしてはだめ。しっかりみて、自分の判断材料にしなさい、と耳元で事故の解説をしてくれてたんだ」と。
見なさい、という母と、政治の話は大きな声で話さない、という母と。ああ。。。

お話の最後に、自分の半径5メートルをかえていってね、原発もサクラも憲法も、ふだんの生活のなかでちょこちょこっとおしゃべりしていってね、とマコさん。
マコ・ケンさんたちの取材の不断の努力のこと思ったら、、、!!こんなふうに教えてもらってびっくりしたこと、せめて周りの人に伝えたい、って思ったよ。

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